ランドローバーの歴史
【ランドローバーの歴史】
『ランドローバーとは』でも書きましたが、ランドローバーにはものすごく長く、伝統的な歴史があります。
1948年に発売した「ランドローバー・シリーズI」が、オランダで開催されたアムステルダムモーターショーにて初公開された事が、ランドローバーの歴史の始まりです。
シリーズIは、大戦中に使用された米国のジープに近い構造で作られた四輪駆動車でした。
その中でも特に有名なものでは
「ピンクパンサー」
というものです。
ピンクパンサーは、陸軍の特殊部隊SASで使用されました。
これは
・砂漠に溶け込む全面ピンクの塗装
・砂漠に適応させるための低圧タイヤ
・ボンネット上に装着されるサンドマット
が大きな特徴だったことで有名でした。
本社の工場は、戦時中の爆撃で被害を受けたため、ランドローバー・シリーズIは、ソリハルにあった航空機工場跡にて製造が行われていました。
ここから少し目まぐるしい歴史になるのですが、1978年に「シリーズIII」まで進化していたランドローバーは、親会社のBL社は子会社として再組織しました。
その後ランドローバーは
・1986年 ローバー・グループ
・1988年 ブリティッシュ・エアロスペース
・1994年 BMW
というように親会社が変遷し、存続しました。
また、2000年にはBMWが当時のローバー・グループを解体し、紆余曲折があったのち「ジャガー」と統合しました。
現在は、ジャガーと単一の自動車会社組織「ジャガーランドローバー」もしくは「ジャガーカーズ社」として運営しています。